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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のtubameのレビュー・感想・評価

4.8
これは言うこと何もない!!最高だった!!

...で終わるのもあれなので一応感想を。
毎回楽しめなかったことがないガーディアンズシリーズだけど、3作品目にして最後の作品となる本作は全ての総決算ともいうべき内容で、丁寧に積み重ねられてきたキャラクターたちの関係性、毎度の如く冴え渡るポップな楽曲...などなど見所じゃないところがないくらい。公開2日目に観て、IMAX 3Dでも観て漸くこの感想を書いているが、全く同じところで泣いた。


今回はロケットの過去がメインに描かれるが、かなりハード。事前情報を全く仕入れていなかった自分は驚いたし辛く感じる描写も多かった。ここまでコミカルな印象が強かったシリーズでは随一のシリアスな作品と言えるが、その分メンバーの仲間意識・家族意識が強く感じられる内容でもあり胸が熱くなった。
普段は纏まりもないどうしようもない奴ら、だけどいざという時には抜群のチームワークで大活躍するって本当最高だけど、ガーディアンズやノーウェアが様々な背景を持つはみ出し者たちの大きな居場所として機能しているのが何より大好き。


世の中的にはロケット&グルートが人気なんだろうなと思うんだけど、個人的に初期から妙にドラックスが好きで、マンティスとのコンビは更に大好きなので、今回二人のいい見せ場が沢山あって滅茶苦茶嬉しかった(ディズニー+に二人が主役のスピンオフあるんだよな。加入するべきか...)。
ドラックスの語彙が少ない...というか独特過ぎるためにおかしな言葉で表出されるけど、その実気持ちには愛情が詰まってるということをきちんと描いてくれたのが嬉しい。それをマンティスが理解しているというのも。終盤の「バカども」の辺り好きすぎるし、マンティスとのラストシーンも好き。
あとはすっかり人間らしくなったネビュラに感動したり、クイルが相変わらず面白くて最高だったり(宇宙服の通信の件大好き)、いいところでヨンドゥは反則だよーと思ったり。好きなところだらけで書ききれないので、こんなところで。


満点の内容なんだけど、結局ガモーラが切ないなっていうのと、もう彼らと会えないという寂しさでスコアを少し下げた。繰り返しになるけど、作品としては本当に最高だった。あ、でもあとひとつだけ触れたい。グルートの最後の台詞の意図を知ってとても嬉しかった。
ガーディアンズよ永遠に!!
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