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アメリカン・ヴァルハラ
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目次

アメリカン・ヴァルハラの作品紹介

アメリカン・ヴァルハラのあらすじ

『アメリカン・ヴァルハラ』はイギー・ポップとQUEENS OF THE STONE AGEのフロントマン、ジョシュ・ホーミの音楽の旅を再訪する作品である。ジョシュ・ホーミとアンドレアス・ニューマンの共同監督による本作は、イギー・ポップの最新アルバムである「Post Pop Depression」として結実した奇跡的なコラボレーション、そしてその後のツアーの模様を映し出した最新映画作品。生まれながらにして同じ感覚を共有していた両者の合体は、究極の芸術的完成度を開花させた。ジョシュ・ホーミは幼い頃イギー・ポップによる映画『レポマン』のサントラを毎日爆音で聴き、それがきっかけでギターを手にし、自身のロックンロールを奏でることとなったが、数十年後、彼は憧れの存在から突然のコンタクトを受け楽曲の共同作業を打診される。当初はカジュアルなものだったこのコラボは結果、両者にとって「Post Pop Depression」という金字塔的なものとなった。本作はイギー、ホーミのほか、QUEENS OF THE STONE AGEでホーミのバンドメイトであるディーン・フェルティタ、そしてARCTIC MONKEYSのドラマーであるマット・ヘルダースの4人が、外部とは完全に遮断されたモハベ砂漠のど真ん中で、一切関係者にも知られることなく作曲、レコーディング作業を行った様子を映し出す。

アメリカン・ヴァルハラの監督

アメリカン・ヴァルハラの出演者

原題
AMERICAN VALHALLA
製作年
2017年
製作国
アメリカ
上映時間
81分

『アメリカン・ヴァルハラ』に投稿された感想・評価

音楽物継続レビュー。

昨年のジャームッシュ「ギミー・デンジャー」に続くイギーポップ物。
カリテには"イギーを日本に呼ぼう!"の署名運動チラシもあり、ボウイ逝去に続き生前葬かというようなプチブームを感じる。
その割にレビュー数が31とは悲しい。
QOTSAもジョシュも最新作もチェックしていない手ぶらで鑑賞。

のっけから『ラスト・フォー・ライフ』。
インタビューはいいからライヴをもっと見せてくれよ、なんて思いながら見始めたものの、イギーからジョシュへのオファー、ジョシュの熟慮、メンバー集め、レコーディング、そしてツアーに至る道程がロードムービーのように情感豊かに映され、語られる。
あたかもそこにいたかのように、ゴールの見えないチャレンジにハラハラし、真摯な姿勢にハッとする。

ロンドンアルバートホールの至福の空間で絶頂を迎えるメンバーとオーディエンス。
祭りの楽しさと、終わりの寂しさに、涙腺を刺激される。

お仕事ムービーとして示唆に富んだ作品で、ビビビビ!と水木しげる作品に出てくるようなビンタを食らった気分。

"俺には名前しかない"

求めよさらば与えられん。
パッセンジャーだからこそ足掻いて爪痕を残さねば。

頓挫しそうな仕事のメールに善処を促す返信を鑑賞後即レス。
来週ダメ元で交渉してみるよ、イギー。

2018劇場鑑賞37本目
"俺にあるのは名前だけ"

イギー・ポップという男のなんとカッコイイことか!この人ほど「孤高」という言葉の似合うロックスターはいないかもしれない。

イギーが自分の価値を試すため、何か新しいことをするためにQueens Of The Stone Ageのジョシュ・ホーミに声を掛けたことから始まったこのプロジェクト。
ジョシュのQOTSAでのバンドメンバーディーンと、Arctic Monkeysのマットを加えての、砂漠での共同生活、曲づくり、レコーディングからツアーに出るまでを捉えたドキュメンタリー作品。

イギーとのアルバム制作とあってメンバーみんながとても緊張して、ナーバスになりながらこの仕事を引き受けたという吐露が前半ひたすら続く。
だってイギーだもんね、うるさい音楽やってるよって自覚がある奴だったらみんなStoogesからの彼の功績は知らないわけがないし、影響を受けてないわけがない。

それでもイギーの謙虚で柔軟な姿勢と、砂漠での寝食を共にする音楽づくりの中でメンバーの絆が深まるにつれ、その結果の化学反応で素晴らしいアルバムができていく様はとても面白い。

この最高のプロジェクトをアルバム制作だけで終わらせたくなかったジョシュの提案でバンドはツアーに出る。

そのリハーサルの最中に届くデヴィッド・ボウイの訃報。

言うまでもなくイギーとボウイは友情以上の特別な関係だ。
しかしイギーは止まることなく、悲しみを乗り越えバンドとツアーに出る。

この作品の本質はここに詰まっていると感じた。イギー・ポップという男はとにかく前に進み続ける男なのだ。

「音楽を始めた1000人の人間は最初は一生懸命でも、金を十分稼いだら人畜無害な音楽しかつくらなくなる。でもそれを68歳でぶち壊した男がいる。彼は一生懸命音楽をつくったんだ」

このプロジェクト自体がイギーのフロンティアスピリットこそのものだと思うし、インタビューで「仕事し続けないと生活が不安だ笑」なんて言ってるのも彼の創作意欲の裏返しなのだろう。

「手を抜いたと思われるのは嫌だ」と笑い、68歳になっても客席にダイブするのをやめない彼こそ、孤高のロックスターと呼ぶに相応しい。


QOTSAはあんまり通ってなくてこの映画ハマるかなと心配だったけど、十分楽しめた。ジョシュの豊かな才能がイギーのバイタリティを後押ししたのは間違いないし、この4人が一緒に生活しながらアルバムをつくる過程はとても面白かった。

イギーとジョシュが、アークティックのドラムをバックにLust For Lifeを歌うなんて贅沢過ぎる!

どんな音楽をやろうとも、彼のユニークな姿勢とスピリットはぼくにとって常にパンクのゴッドファーザーです。

でもでも、ライブ中はめちゃくちゃ迫力あるのに、ステージを降りたら小柄でニコニコしたおじさんになるイギーは可愛過ぎでした笑。
TomoHojo

TomoHojoの感想・評価

3.7
イギー・ポップ信者としては見逃せないと思い劇場へ!

作品としては昨年公開のジャームッシュ監督作「ギミー・デンジャー」には遥かに及ばない。。。。それは自分がジョシュ・ホーミに全く思い入れがないからなのだが。前作で既にイギー様のイメージとは裏腹に質素で素朴な常識人としての人柄なんかは垣間見れていたので本作は何だか消化不良な出来栄え。まぁ、本質的なコンセプトが違うので致し方無いのは承知の上なのですが。

でも、何で来日してくれなかったんだろう?このメンバーでも良いからさ。。。後、「ギミー・デンジャー」とは違い全くプロモされてない本作が不憫でならない!

音圧は太くて熱かった!

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