このレビューはネタバレを含みます
アキラ100%とARATAって兄弟って言われても違和感がなかった。
人生は運が全てというように子供の頃は、親が全てというか自分の力ではどうにもならないことが往々にしてある。
離婚により経済的にも精神的にも片親の自分たちは不利を強いられているという考えで自暴自棄になるのもわかることはわかる。
成人するにあたって、その負のスパイラルから抜け出せたのが弟で、兄貴はいまだにこの負のスパイラルから抜け出せずにいる。
自分の不甲斐なさを自分の環境のせいにしてダラダラと生きてきた兄貴だが、就職活動をしていたり弟との関係もそれほど悪くないことから現状から脱却しようと試みているという気概は感じられて憎めない。
最終的に元凶ともいえる問題に向き合った兄貴はこの後どんなふうに代わっていくのか。