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来るのzonomanのレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
3.7
ホラー×エンターテイメント。
ラスト30分から観賞後の疲労度は半端ない。

前半30分は、秀樹と加奈の結婚〜出産・子育てなど"嵐の前の静けさ"と言わんばかりの幸せシーン満載です。

その後、会社の後輩が奇病にかかる辺りからじわじわ物語は動き出し、"アレ"が迫ってきている予感を感じさせます。

前半は秀樹目線での展開でしたが、後半から加奈目線に代わるに連れ、同じ夫婦生活でも全く見えている世界は異なり、また2人を蝕む黒幕の正体など、目まぐるしい展開で見ていて飽きませんでした。

ラスト30分は、"お祓いエンターテイメント"と言わんばかりの圧倒的なシーンでつい笑ってしまいながらも恐怖を感じさせられる新感覚が味わえます。

小道具や対人模様など随所に細かい演出が施されており、そこまで読み解けると本作のエンターテイメント性を感じ取れるんだろうなぁと思いました(すぐ見返す体力はない…笑)

p.s.
ラジオの帝王の貴重な演技が見られてラッキーです。
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