Eggy

グッド・ヴァイブレーションズのEggyのレビュー・感想・評価

3.9

イケイケ!!!

とあるレコードショップを営んでいたテリー。惚れ込んだバンドマンのためにレーベルを立ち上げ、LIVEも実現。そんなバンドマンたちとテリーの伝記。

拝金主義を忌み嫌い利益や損得を気にも留めないテリーの生き様には重なるものがあった。ただただ愛情のみが動機となって突き動かされ、まるで一瞬でも世界を変えることにつながると本気で信じているようだった。美しい。

『金に魂を売り出さなければ、自由にいられる。』

『俺たちは金に換えられないことを成し遂げたんだよ。』

『パンクが俺たちに与えてくれた物、ニューヨークの人々には新しい髪型を、ロンドンの人々には新しいファッションを、だがベルファストの人々には生きる理由を与えてくれた。グッドヴァイブレーションはレコード屋じゃない、レーベルでもない、それは生き方なんだ!』

『「この小さな国で血まみれの争いが始まってから10年ほど経った頃、ぼくはレコード店を開き、パンクを知り、レコード会社を設立した。この映画はその頃の話が元になっている。老いぼれヒッピーだったぼくがパンクに改宗するなんて、思いもよらない成り行きだった。けれどぼくはパンクの興奮にすっかり飲み込まれていた。パンクはぼくの人生を永遠に変えてしまった」』
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