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追想のlemmonのレビュー・感想・評価

追想(2018年製作の映画)
3.7
若い二人のういういしさ溢れんばかりの不器用な関係性を、恐ろしくも残酷なまでに描いた作品。

そう、残酷だ。この映画はセックスを何かの参考書にでも載っていそうな、性行為という言い方で攻める。

愛し合う二人が感情のまま抱き合えば、女性の中に入るだの、なんだの言わずとも、クスクスっと笑って済ませられたはず。

この後の人生、男は後世にまで残る心の傷をおい、恐らく女は次の相手と関係を持った時に、初めての男に申し訳なく思っただろう。

誰にも鮮烈なイメージを残す「初夜」。ほろ苦いなんてとんでもない、ただただ苦い。こんな映画初めて見ました。
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