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ラのnanaのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
4.0

みょんがすき!
すきスキ大好き笠松将💕✨

ミニシア王子·笠松将さん。(みょん)

ポスト綾野剛さん、なんて言われて確かな演技力とルックスで、最近はミニシア以外のドラマも増え、人気うなぎ登りパイ急上昇中の“みょん”!

この人のヒールの嫌らしさは人を惹きつける色気と毒がある。
ちょっとした「間」と「視線」。
巧いなぁ、と思う。


今回もたっぷり悪役。(きゃあ💓💖💕✨)
※きゃあ💓💖💕は、かなり個人的な意見です。

バカみたいに好きな男のことばかり書いてしまったが、映画「ラ·」。
面白かった。
※ここからはかなり一般的な意見です。


「ねぇ、もっかいバンドやろうよ」

ミュージシャンを目指す男の子の爽やか青春ストーリーかと思ったら沼のような映画だった。

信じた友情〜詐偽事件
色男のバンドメンバーとファン〜メンヘラの洗脳
命の響き「ラ·」

人間が産まれて初めてあげる産声は世界中、「ラ·」の音から始まる。

この作品は登場人物達の新たな産声。

いろんな事を経験し、夢も、ずるい事も、汚い事も、怖い事も、痛い事も体感する。

利用し、裏切られ、裏切り。
逃げ込んではいけない場所に逃げ込む。
自分よりも弱い立場と侮っていた場所に。
そして洗脳され、病んでいく。

登場人物達のメンタル的や、社会的、立場がいろいろ逆転するのが見どころ。

まず、冒頭の桜田通のライブシーンの歌。
透明感のある伸びやかなボイスとパフォーマンス。上手い。ガツン❗と掴まれた。

桜田ファンで初日はいっぱいだった。
う〜ん、確かに女の子が好きなタイプですね🤔

個人的には「EVEN」以来の舞台挨拶。
カッコいいけど、なんでここまで人気なの?と思っていたけど、本人見たら納得😃
「EVEN」の時より、更にナルシスティックな色気が増し、洗練された雰囲気になっていた。
演者が登っていく時の自信と勢いって凄い。

振り回され壊れていく主人公·慎平。(桜田通)
色白で顔がちっちゃく、ファンのヒモになれちゃうミュージシャン役にぴったり。
女は利用するが、どこか純粋で「何か」を信じたがる。
この人が脱皮する所はまさに「ラ·」

怖すぎる女·ゆかり(福田麻由子)
「疑惑とダンス」でも感じたけれど、可愛いのに気持ち悪い役をさせたら一流。
慎平との“証”をノートにあの記し方をさせる所はぞ〜っ😱😨💦とする。
好きな男の弱みにつけ込み、尽くすようで支配して行く。

そして黒やん(笠松将)。
悪い、悪い奴。
良心、って無いのかな?黒やん。
ひたすら悪い。
憎めない、愛嬌のある可愛らしさがまた悪い武器。

元同級生のダビデ(清水尚弥)。
この人の逆転劇が伏線となり、最後に味わいを添える。
登場シーンは僅かだけど。

人生の起死回生と新しい命の誕生。

どこかで一歩違ったら。
出会う人が違えば…
そんな事を考えさせる作品。

ドロドロしてるのに、ラストはなんか爽やか。

面白かった。


劇場で3回鑑賞。


笠松将さんのティーチンでのファンや、お客さん思いの気配りと優しさには、いつも気持ちを暖かくして貰っている。

ご自身が飲食店でのアルバイト経験で、「人に偉そうな態度を取る奴が嫌い」と思ったそうで、絶対にそんな事をする人間になりたくないと言っている。
ファンにも思いやりは抜群。
一度でファンの顔を覚えてくれるところや、「おいしい家族」の福田ももこ監督のエピソードに毎回、隠れながら涙ぐんでいるところなんか、人間的にも最高の人だと思う。

今回はお茶目ありのワルだったので、個人的にいつものクールワルよりは三枚目でちょっと残念だったかな🤔

今月17日から主演を務める「花と雨」の公開が待ち遠しい。

ぜひ、劇場で😀
※個人的な宣伝です
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