のわーる

家へ帰ろうののわーるのレビュー・感想・評価

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
4.8
不自由な脚を引きずり、ボロボロになりながらも約束を果たそうとする姿は“走れメロス”のよう。そこにはホロコーストで助けてもらった恩を返したいという切実な願いがある。

それだけでも胸熱な物語なのに、旅で出会う人たちの助けや、アブラハムの心の変化など、ロードムービーの醍醐味もしっかり押さえていて、感動がどんどん加速してゆく。

人の温かさに満ちた人生最後の旅に涙が止まらなくなった。アブラハムみたいにユーモアと皮肉を使えるおっさんになりたい。
のわーる

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