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家へ帰ろうのSHOのレビュー・感想・評価

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
5.0
このエピソードに触れるまでは、覚えることがなかった被収容者のドイツへの恐怖心、怨恨の実態。“ドイツの地を踏む”という形式的な接触ですら過敏に反応してしまう。
以前ポーランドのアウシュビッツ収容所を見学した際、開放時の子供達の様子を捉えた一枚の写真からガイドが話していてたが、子供達は本名を尋ねられても精神的なショックから自分の名前を思い出せず、ただ怯えるように囚人番号を唱えていたと言う。
邂逅には、深い幸福を感じて涙がとまらなかった。
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