かつてホロコーストから逃れた老人が昔のある約束を果たすため、アルゼンチンからポーランドへ向かうロードムービー。
向き合うことに恐怖を感じ、過去のトラウマに苦しめられ、それでも人の優しさに触れながら向かう旅路は彼の人生そのもの。不幸の中にある確かな絆の温かみに涙した。
ホロコースト絡みの老人のロードムービーと言えば真っ先に『手紙は憶えている』を思い出す。そちらがサスペンスフルで暗くショッキングな内容だったのに比べ、本作は所々コミカルだし優しさに溢れており見やすい。
しかし似たような映画ながらコンセプトが全く異なる事実が面白い。
是非2本併せて見ましょう。