reif

博士と狂人のreifのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
4.2
相伴。これは感想がむずかしい…。まずは、金曜日の夜に公開初日の映画館に行く僥倖に浸る。照明が落ちて館内が暗くなった時間の期待感と、時間軸が切り替わる感覚から遠去かっている。英国もので辞書なので、悪いわけない、けど、終わったら何かが足りなかった。言葉で通じ合う変人二人の友情が足りない!のかしら。メル・ギブソンとショーン・ペン初共演と言われましても、「どっちがどっち?」状態で知らない。いやまじで、どっちがどっちだったんだ。OED 作ったのがスコットランド人とアメリカ人とはビックリだね。権威(オックスフォード大学)には、新しいものを産み出す力が無いんだなー。19 世紀末、栄光の大英帝国時代が故に、「正しい英語」を規定しようとする時代背景に唸る。狂人描写がわりと狂人なのは「役者冥利(どっち? ショーン・ペン?)」でいいですね。恋愛の壮絶な純愛ぶりもいいですね。辞書だな、辞書が主役じゃないんですよ。もっと観る者をうんざりさせるほどに引用引用引用して画面を文字で埋め尽くしてくれよ、ってことかな。帰って荻上チキ・Session の特集を聞く。TBS ラジオにアーカイブされているのをよろしければ:
https://www.tbsradio.jp/524238
reif

reif