タミキーリ

侵入する女のタミキーリのレビュー・感想・評価

侵入する女(2017年製作の映画)
3.5
恵まれない子どもたちを支援するレクリエーションセンターを運営するジョヴァンナ。
彼女がセンター内に提供する家に身元を偽って入居した女が、実は夫がカモッラのメンバーで殺人犯、その男を自宅に匿っていたことが判明する。

子どもを「安全だ」と信じて預けていた場所に殺人犯がいたとなると、
正直穏やかではいられないし、
そりゃ、子どもをそこへは行かせたくない。
当然子どもの親たちは反対し、子どもをセンターへは向かわせない。

頑なな女とは違い、娘のリタはジョヴァンナやほかの子どもたちとも馴染んだが、
リタが他の子どもと喧嘩をしたことで、
親たちの不信感はますますひどくなってしまう。

ジョヴァンナはどうしたいのか…。
女も頑なそうに見えて内面は苦悩しているようにも見える。

結末は人によって賛否が分かれるのではないかと思う。
この問題は解決されることはないのだろう。

本編中に作っていた大きな創作物が、
クオリティ高くて驚いた。