クリストフォルー

Presents 合い鍵のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

Presents 合い鍵(2006年製作の映画)
3.5
CMデビュー後の一年で、日本を席巻する“ヒロスエ・ブーム”を起こした美少女は、2000年代前半の結婚・出産(&離婚)を経て、本格的に女優の道を歩みだす。もちろん、最初のうちは美少女の殻を脱ぎきれなかった。
同時期のスペシャルドラマ『愛と死をみつめて』や、ホイチョイムービーの「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」などは、美少女路線の最後の輝きだった。
この「Presents〜合い鍵〜」は、いつどこで観たのかハッキリしないのだが、初めて“大人なヒロスエ”に出会った気がした。深夜によくあったショートドラマ風の映画だが、こんな娘と恋がしたいと思える広末涼子がいた。広末の落ち着いた声音にも、初めて接した気がした。
このあとは、『ガリレオ(第1期)』のゲストやあの「おくりびと」などで、ヒロインから脇役までこなせる実力派女優になってしまう。その意味でも、この作品には忘れがたい魅力がある。
しかし、イケメン風の美容師がヤスケンだったとは、笑ってしまった。

それにしても、90年代の深夜ドラマ『泣きたい夜もある』が観たいのだが、無理なのかな。
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