オススメしてくれたフォロイーさんが書いていた通り、これはもうまんま（藤子）F先生のSF短編の世界！なので兄ヒューマノイドが出てきた時点でラストショットは見えてしまった（し、その通りだった）が、中盤、え⁈そっちもそうなるの⁈というほとんどマンガ的な展開が楽しいし、そのラストも淡い寂寞感、詩情に溢れててとても良かった。
ちょっとあざといんじゃないかとも思える（しかも反復するのだ）あまりにも映画的な自転車2人乗りのシーンも、でもこれがあるとないとじゃ作品の印象は全然違う。この多幸感がこの映画にあることのバランス。
城定監督先品はまだ数本しか観てないんだけど、どの登場人物にも優しい。見捨てない。立場が上からとか下からとかではないフラットな目線で人間を描いている。それを一番に作家性として感じてしまう。なるほどそこが皆に愛されてる所以なのかな〜。
