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騙し絵の牙のkazu1961のレビュー・感想・評価

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「騙し絵の牙」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 2021
▪️JP Release Date : 2021/03/26
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-161
🕰Running Time : 113分
▪️Director : 吉田大八
▪️Writer : 吉田大八、楠野一郎
▪️MusicD : LITE
▪️Cast : 大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、坪倉由幸、和田聰宏、石橋けい、森優作、後藤剛範、中野英樹、赤間麻里子、山本學、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市
▪️Review
いいねえ!このご時世、痛快な騙し合いシーソーバトルエンタテイメント!憂鬱な雰囲気を吹き飛ばしてくれますね!!
作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説「騙し絵の牙」を、そのまや大泉の主演で映画化した、原作と脚本が素晴らしいのか、なかなか面白い作品。そして謳い文句のとおり、頭脳を駆使した騙し合い、そうきたか!のラスト、最後に笑うのは誰でしょう?。。。ととてもテンポ良く適度な笑いもあり楽しく鑑賞できました!!
舞台はかなりリアルに描かれた崖っぷちの出版業界。廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描いています。新しいものと古いもの、経済性と面白い事、なんでも合理主義に走る現代社会に疑問を投げかけています。
見どころはやはり、主人公の雑誌編集長・速水役を演じる、本作の主人公としてあてがきされた大泉洋。飄飄とした性格と軽妙なトークで親しみを感じさせ、誰にでも愛される“人たらし”である一方、その裏に野望を持つ、そんならしくないキャラクターを見事に演じています。
そしてその速水の策略に巻きこまれていく新人編集者・高野役には今や演技派の松岡茉優。松岡茉優が主演にすら感じてしまう存在感はリッはです。
雑誌廃刊を匂わせ、重役としての立場を使い大改革を裏で進める東松役に佐藤浩市。さらに、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する俳優達がクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じています。

物語は。。。
出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥ります。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説を、大泉の主演で映画化。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描く。「紙の月」「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとり、松岡茉優、佐藤浩市ら実力派キャストが共演する。出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが……。
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