VIPに続けての韓国映画。
コレはシニカルコメディー。
テーマはお金。
立て続けに観た二本の共通点は、基本的に集団ドラマであるコト。
展開が読めないコト。
集団ドラマの本質はキャラクター同士の因果関係の面白さ。
展開が読めないコトの面白さの本質は観客サイドの好奇心の持続か⁇
とにかく出て来るキャラクター全員に因果関係がある。
つまり、無駄な関係者が出てこない。
物語の本質は、人間関係の展開にあるから非常に理にかなっている。
コレが韓国映画が面白い理由かもしれない。
展開が読めないのは、
ラストはおおよその想像が付くのだが、
そこまでの道順がことごとく予想外の展開を示す。
この予想外の展開も韓国映画の魅力。
きっとノウハウがあるに違いない。
この作品もお金をテーマにしながらも、
権力者と非権力者の力関係の悲哀を描いている。
その関係が円環しているコトの面白さか?
もう一つ。
テーマが原始的で誰でもが共感しやすいト云うのも韓国映画の魅力かも知れない。
で、もし、映画が現実の鏡とするならば、
韓国の問題解決の方法は、
権力の行使かバイオレンスである。
インテリジェンスで問題を解決した映画を私はまだ観たコトがない。
私の勉強不足かはたまた…。