ぐりんでる

バーニング 劇場版のぐりんでるのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
3.6
💃〜〜
偶然再会を果たす昔同級生だった主人公とヘミ。
ヘミに旅行中の飼い猫の世話を頼まれる主人公、
帰ってくると、ヘミは旅先で知り合った金と余裕を持った男と仲良くなっている。
それから三人は同じ時間を共に過ごすようになる。

ある日、その男が淡々ととある”趣味”について話し始める。
そして、その日からヘミは姿を消してしまう…
〜〜🔥

あぁ…タイトルは勝手にバーニングしてるけど、俺は全く燃え上がらなかった。燻ったまま終わっちゃた。そんな映画🤷‍♂️

なんとも不思議な映画だった。究極のミステリーってキャッチコピーにホイホイと釣られてみたら🐟確かによくわからんという意味でとんでもなくミステリアスではあったが。

見えない猫、あるのかないのかわからない井戸、金持ち男のドライな感情、やばい趣味、ヘミの発言…

事件のようなものは起きるが、それが事件なのかすらも曖昧のまま、ある人物の思い込みで決着をつける。真相が何なのかも明かされないまま映画は終わっていった

よくよく考えれば不穏といえば不穏な空気だった。登場人物それぞれが無意識だったり意識的にマウントを取り合い劣等感を絶妙に刺激し合ってるような、

それでいて経済的な格差と生きがいは無関係とかいろんな社会的な隠喩が潜んでいそうな、そう思いたくなるほど、メタファー塗れっぽいはっきりしない映画だった

けど小説家、パントマイムというのが重要くさいし、それなら”あるように見えるだけで存在しない”っていう思い込みがこの映画の鍵なんだろうか

まぁ、だからってわからないけど、無いものに意味をつけたがる人の本質を刺激してくるような、そういうことかな?

バーニングというより、消し炭から登るほそい煙のような映画だった。それを情緒的と見るかどうかがこの映画楽しむ境界なのかも。人の解釈が気になる映画

ネクストコナンズヒントくらいくれよー!🕵️‍♂️😆

俺の心はノーバーニング!