たむ

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺のたむのレビュー・感想・評価

4.0
このタイプ、自由を求める民衆を弾圧する政治的なテーマを描いた映画が定期的に製作されるイギリスはある程度健全なのかもしれません。
マイク・リー監督なので、テンポはゆったり、結末までが長いのですが、それまでのドラマ・伏線の積み重ね方の丁寧さたるや、本当の意味での歴史映画を観ることが出来ます。
ケン・ローチ監督やポール・グリーングラス監督でも作れる題材ですが、群像劇の描き方にマイク・リー監督らしさを感じます。
今、王室、政府、軍人、労働者も含めて、パノラマとしてこの事件を描かねばならない。
何が、どこから間違えたのか。
視野の広い映画です。
たむ

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