お恥ずかしい話、高校生の頃世界史が苦手で苦手で、唯一の赤点追試を受けたのもそれでした…
ので、ちゃんとわかるかしら…
時は1819年、に、二百年前…
とてもとても丁寧に当時の労働者層の生活、社会、そしていつも変わらない利権層がどんな人たちなのか…を描いています。
前半はとてもスローテンポのなので、正直寝ている人も多く、少し辛いものがあったのですが、後半から、演説に対する熱意、意図、それを阻止するべく動く黒い影、利用しようとするだけのもの、無垢の民たち。
ああ、タイトルからわかってはいるものの、悲しい気持ちに…
マイク・リーは200年前の話を描きつつも、今も、今もこの構造は変わっていないと提示しているのですよね。表向きの形は変えつつ根底は同じなのだと。
巨匠の気骨には頭が下がる思い…