リブラ

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺のリブラのレビュー・感想・評価

4.2
ドラマチックな見せ方はせず淡々と、ドキュメンタリーかと思えるくらい。そのおかげで自分も登場人物のひとりであるような気持ちで鑑賞できた。
とてつもない疲労感に襲われたけど、大きいスクリーンで観れてよかった。

結末が予想できるぶん感情移入するのが辛くて、できるだけ淡々と見ようと思ってたけどやっぱりできなかった。
ラストに向けては、なんでこんなことするんだよ、と涙をこらえた。現場にいた市民の苦しみはこの何倍だったろう。

こういう作品に触れると、世界史ではたった何文字かで表現される出来事の多くに気が遠くなるほどの絶望や悲しみがあるんだよな、と実感する。
人間であればいつだってこういう事態を引き起こす可能性があるんだよな。
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