サミー

ピータールー マンチェスターの悲劇/ピータールーの虐殺のサミーのレビュー・感想・評価

2.7
映画作りの難しさを感じた作品です。
出来事を丹念に描いています。観ていて飽きませんし心が惹き込まれます。
ただし同時に物凄く疲れます。鑑賞中、お一方は帰宅しお一方はいびきをかいてご就寝し、目の前の方は約2時間半の上映中のほとんどで頭を左右に揺らしていました。疲れるのは目から脳かはたまた心か。

なぜそんなにも疲れるのでしょうか。考えてみますと…多分、舞台となる国の○の性質をよく映し出しているからだと思います。良きにせよ悪しきにせよね。
とにかく頭の中が古くて固執したまま進歩をなかなかしません。そしてそれが為にか同じ失敗を飽きもせずに繰り返します。
全般的にピラミッド構造が社会になりたっていて、封建的です。
基本的にマッチョ路線でそれを無意識のうちに体現や誇示をしてしまいます。時によってはそれが大きな邪魔やムダを生んでしまい自分たちに跳ね返ってくることもあります。
*これらは私たち日本人も気をつけなくてはならない事ですね。


とは述べてはみたものの、やはり良く出来ているのは事実です。
サミー

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