音

モンパルナスの灯の音のレビュー・感想・評価

モンパルナスの灯(1958年製作の映画)
4.5
モディリアーニのだらしない性格が天才らしくてすごく良い。

都合良く手の上で転がされて、ただ作品を生み出す商品のように扱われる画家。
すごく有名な作品を生み出した画家とはいえ、ダークな過去と搾取する画商の存在は避けて通れないものなのだろうか。

今もきっと金の無心が存在していて、
死ぬのを待ち望まれてる画家が世界中にきっとたくさんいて、報われずに生涯を終えた画家もきっとたくさんいて…

これは、どうすることもできない辛く切なき画家の勲章なのだろうなと。
私自身が画家を目指していることと重なり、とても考えさせられた作品だった。
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