オリバーストーンによるプーチンへのインタビュー集。
どこまで本音かは分からないが、やはり政治家は人当たりが良くて好印象に見える術を知っている。
彼の今回のウクライナ侵攻を正当化するつもりは全くないし、恐怖政治は最悪だと思うが、ただ一方的に狂人とする前にこのインタビューを通じて彼の考えを知っておくことは重要だと思う。
それと同時に民族や宗教による団結と、アメリカが未だにロシアを仮想敵国として防衛部門の「属国」を増やすこと。
この２つの恐怖とソ連崩壊で一気に独立した東側諸国の中に少数民族としてのロシア人がいることの問題意識。
民族主義的な独立はどの程度担保されるべきか。西側に都合の良い時だけ独立が認められるような事態になっているという被害者意識が彼の中にあるのだと感じた。
