「超高速!参勤交代」でも知られる土橋章宏さんの原作とあってストーリーは安定のおもしろさ!
おおまかな内容としては、姫路・松平藩が国替え(=引っ越し)を行うというストーリーなのだが、主人公・片桐春之介(=星野源)の成長や仲間たちとの信頼関係の構築など、クスクス笑いながらもグッと熱くなるシーンもありテンポよく楽しめます。
松重豊・正名僕蔵・西村まさ彦などバイプレイヤー陣の中枢役がストーリーに重みをもたせつつ、高橋一生・濱田岳・高畑充希など若手実力派キャストが観客の心を引き繋いでおり、配役のバランス感も非常に良かったです。
個人的には、小沢正悦・ピエール瀧らにお役御免を言い渡すシーンからの、ラスト(15年後)片桐が姫路にて約束の再開を果たすシーンはグッときました。
途中、ミュージカル調の歌や踊りのシーンがありますが、これは将来的に舞台化した際のことまで考えているのかなぁと思いつつ、最後まで楽しめました。