実力派が揃っておりキャストは非常に豪華なため期待値が高かったのですが…。まず主人公イーライの義兄のジミーがとんだクズで共感出来ず、この時点で萎えてしまい物語に惹かれず…。
ジェームズ・ブランコさんはめっきり悪役が板についてきましたね。
演じたギャングのボスは存在感があり、この男に追われる恐怖を感じさせていました。
見た事のない銃とギャングと謎の追跡者に追われるという一風変わった兄弟の逃避行を描きたいのは分かるが人物に魅力がなく、簡単な話なのにさっぱり話が頭に入って来ません…。イーライの養子設定も活きているとは言えませんでした。
謎の追跡者の出番は遅いし影が薄い、ギャングの方が怖さと存在感があって笑ってしまう。
急に「ターミネーター」ぽくなり思い出したようにSFに戻る。何か強引に良いお話風に終わらせた気がしますね。
タイムストップの映像シーンはもう別に新しくはないのですが、やっぱりこういうのは何だか心が踊ります。
ジュブナイル系のSFっぽさもあり評価も高いので、好きな人はとことん好きな映画と思います。
しかしながら、私には合わなかった作品でした。
まとめの一言
「クズ兄貴」