なすび

淡水河の奇跡のなすびのレビュー・感想・評価

淡水河の奇跡(2016年製作の映画)
-
台北発メトロシリーズの一本。今作は淡水駅が舞台になっている。淡水といえば今や観光地として有名だが、遡れば19世紀後半までは港として繁栄。しかし日本統治時代に基隆に取って代わられて以来は小さな漁村となっていたらしい。それが台北捷運淡水線の開通により、台北から気軽に足を運べるようになってから今のように観光地として栄えるようになったとのこと。つまり淡水とメトロの間には切っても切れない縁があるのかな〜と思ったけど、この映画では別にお話に地下鉄が絡んでくるわけでもないし、観光地としての淡水もあまり出てこなかった笑 ちなみに地下鉄だけど淡水は地上に駅があるからなんかメトロシリーズで淡水ってあんまピンとこない笑

気づいた細かネタ
・主人公の名前(あだ名?)阿給(アーゲイ)は、淡水の名物料理の名前である。阿給の名称は日本の油揚げに由来し、油揚げもしくは厚揚げに春雨をつめ魚のすり身でとじ、蒸して出汁やソースをかけて食べるもの。けっこう美味しいよ😋
・主人公の母がやっているのは魚丸のお店。魚丸も阿給とならぶ淡水名物。こっちは魚のすり身団子の中に肉が入っている食べ物。お店の場所取られても屋台で復活するのは台湾らしい笑
・主人公がガールフレンドにプロポーズする場面でウーカンレンが歌う曲は伍佰の『愛你一萬年』(一万年君を愛す)。前奏の「アーアーアーアーアー」の部分だけ歌っても通じるのが面白い笑
・主人公が自殺をはかろうとするシーンで出てくる赤いアーチが印象的な橋は、八里と淡水を結ぶ関渡大橋。
・ウーカンレンは90年代に戻りマイケルジャクソンと共演するのが夢だと言っているが、実際台湾では1993年にマイケルジャクソンのツアーがあったらしい。


ストーリーしょうもなさすぎるけど、この頃のウーカンレンがイケメンすぎる!!!細くてシュッとしててサラサラヘアの前髪にきゅん。私が初めてウーカンレンに出会い恋に落ちた2019年のドラマ『悪との距離』まではかっこよかったのに、その後迷走とも取れる色々な役に挑戦。その度に太ったり痩せたりを繰り返していたためかなんかいつの間にかどれが本当のウーカンレンなのか(?)分からなくなってしまった…。でもね、私はまだあきらめたくないよ!これからも活躍を楽しみにしています!
それにしても今回の役でもおばちゃんとの濃厚なキスシーンがあってウーカンレンそこまでしなくても…と思うべ。

ついこの間久しぶりに淡水に遊びに行ってきた。老街で食べ歩きしたり台湾カステラや魚チップスのお土産買ったり、紅毛城や滬尾礮臺を訪ねるなど淡水側で遊ぶのも楽しかったのだけど、その後船で八里に渡り、電動キックボードをレンタルして自転車道を走ったのがすごく楽しかったです。淡水に訪れる際にはぜひ八里にも足を伸ばすことをおすすめします😊
なすび

なすび