千眼美子と相手役の男の子(梅崎快人)は良いが、全体的に予算が無い感が溢れていて残念な出来でした。
予算が足りないせいか、千眼さんは白魔法使いなのですが、白魔法がカンニングの手伝いや弁当作りくらいにしか使われず派手さがないのが残念。
トラックに轢かれそうになる場面なんか、魔法でトラックを持ち上げちゃうとかド派手な演出があったら良かったのに。
あと、二人が出会う時期が高校生の設定になっているのですが、大学生設定のほうが良かったと思います。
大学生設定なら幸福の科学のハッピーサイエンスユニバーシティ(HSU)でロケが出来、低予算感が減ったかもしれません。
修行に使った丸太小屋もHSUのピラミッド型礼拝堂を使ったら重厚感が出たと思うので残念。
幸福の科学の施設を上手く利用して欲しいですね。
本作を観ると幸福の科学の映画である『君のまなざし』や『さらば青春、されど青春。』を撮った赤羽博監督や『ファイナル・ジャッジメント』の浜本正機監督が、いかに優秀だったかが判るので、映画制作において監督の役割は重要なことが再認識できます。