お亡くなりになった際のニュースで彼女の存在を知りました。
今こうして映画を見てみると、諦めずに理解を得られるまで対話を続けることがどれほど重要なことなのか、説かれているように思います。
ただそれはアメリカという国、強国であり大国であるというアメリカに生きる人たちの誇り、プライドが周りの人をも動かしている気もします。その点、日本に照らし合わせて比較するには難点が残ります。素晴らしい人であるからこそ、成し遂げられてきた数々、でもありましょうか。
RBG、ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏は言いました。
「特権階級にいる白人の判事たちであり、性差別などないと思っている彼らに、あなたたちの娘や孫娘がどのような世界で生きてほしいかを問うているのです」
そして、彼女は女性差別だけではなく、男性への差別に対しても結果を出しています。性差別は全ての人に対して、であることを彼女の仕事から学ぶことができます。
さらに、彼女がすごいのは仕事もトップへ登り詰めながらも、結婚し、子供を産み、そして夫と死別するまで夫婦として共に歩み続けた点です。それだけこの世界において、どちらも得ることはパートナーの理解、協力、尊敬を得なければあり得ないことだと思うからです。夫の彼女への尊敬、愛を劇中でも紹介するシーンがありますが、感動してしまいます。ユーモアがあり、自分に満足しているからこそ、彼女を自由に、成功を後押しした。
今の女性たちには響くものがあると思ったし、男性にもぜひおすすめしたいドキュメンタリーの1作でした。
最後まで見ると主題歌である「I’ll fight - ジェニファー・ハドソン」に心を打たれますよ!
怒りはしずめるの、怒りを出したら自滅するから。
これ、誰にでも必要なことでは。