元気をいただきました。この最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグという人物は誰もが知る勇名な人なんだろう。本作品は彼女を知らない人にも分かりやすくざっと彼女の人生（業績）を振り返るドキュメンタリー。私も顔しか知らなかったので、ギンズバーグ入門映画としては良かったのではないだろうかと感じた。憲法や法律の重要さも感じたし、彼女のやってきたことの偉大さも理解できた。有難うと感謝の気持ちが湧いた。
映画としては期待どおりでそれ以上それ以下でもなく、そこは少々残念なところかもしれない。彼女の人柄、人生、家族、全てが真っ直ぐで素敵でスキャンダルもなければ暗い汚点のひとつもない。だから作品がこうもフラットなものになたのだろう。彼女も相当苦労しただろうし、周りの人だって大変だった時期もあったはずけど、そんな色は感じられなかった。
彼女をひたすら称えるドキュメンタリーなのだ。彼女から力を分けてもらうというのがこの作品の目的なのかもしれない。
