Welcome to new war…
結局、どんな優れた兵器を保有していてもそれを活かすも殺すも使い手次第って話。
日本は過去の歴史からも“放射性物質”という言葉にどこか敏感になっているような気がする。
そんな放射性物質を本編でちらつかせることにより、放射性物質を奪還する・しないのテーマに沿って物語が進行していく…と誰もが思っただろう。
だが、物語はそう単純なアクション映画にはとどまらず、台詞にもあるように“想像力の欠如”によって登場人物同様に我々、視聴者も監督の思惑にまんまと嵌められた。
終始、放射性物質という脅威が物語に緊張を持たせてシリアスさを演出し、放射性物質というダミーによって焦点をそらされることにより本来、監督の示唆するサインを見逃してしまった。
改めてなにが本当でなにが嘘なのかそこにあるものだけが真実とは限らない…ということを90分ぐらいで体感するような作品だった。
〜それでは皆さんいい夜を🌙〜