ユースケ

メン・イン・ブラック:インターナショナルのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

UFOや宇宙人の目撃者や研究者の前に現れるという謎の組織メン・イン・ブラックの都市伝説を題材にしたアメコミ【ザ・メン・イン・ブラック】の実写映画化第4弾は、舞台をアメリカからイギリスに移し、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの代わりに【マイティ・ソー バトルロイヤル】のソー(クリス・ヘムズワース)とヴァルキリー(テッサ・トンプソン)がコンビを組んだ【MIB】シリーズ初のスピンオフ作品。

ハッキリ言ってウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの凸凹コンビが醸し出すバディ感とリック・ベイカーのクリーチャーデザインを失った本作は【MIB】のしぼりカスで作った【MIB】の類似品。
ラスボスの手下だと思っていた二人組のエイリアンはラスボスの手下ではなく、クリス・ヘムズワースが世界を救った記憶はニューラライザーによってでっち上げられた記憶だったところは良かったのですが、組織にスパイが居てリーアム・ニーソンが居たら、誰だってスパイはリーアム・ニーソンだってわかっちゃうよね。
前作から続投しているキャラクターはエージェントO(エマ・トンプソン)と犬だけだし、ラスボスの能力は最初から最後までよくわからないし、なんだかなぁ。

とにかく、せっかく巨乳のレベッカ・ファーガソンを出演させているのに、腕3本のエイリアンではお話になりません。【トータル・リコール】をオマージュして胸3個のエイリアンにするベッキーです。

更に、テッサ・トンプソンがメン・イン・ブラックを目指すきっかけになった子供の頃に出会ったエイリアンとの再会シーンは完全に無味無臭。こんなんで感動する奴は俺の友達ではありません。

あんまり吹替の声優には文句を言わないようにしているのですが、テッサ・トンプソンの吹替を担当した今田美桜は本当に酷かった。吹替版での鑑賞を途中でやめたのはDAIGOの【ウォンテッド】以来。どうせだったら吉本坂46の芸人にも吹替をやらせてトドメを刺して欲しかったな。