デス・スター壊滅の痛手から復活した帝国軍の前に、今や雪の惑星ホスで機会をうかがうしかない反乱軍。
総攻撃を前にホスを脱出したレイアやハン・ソロたちは雲の惑星ベスピンへと旅立つが、ひとりルークはフォースの訓練を積むために伝説の<ジェダイ・マスター>ヨーダの住む惑星ダゴバへと向かった。
公開20周年を祝って製作された『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のスペシャル・エディション。
「愛してるわ!」
「知ってるさ」
つって。
てなわけで5。
この特別編は映像も綺麗になり、『ファントムメナス』以降のストーリーとの整合性が取られてているようです。
皇帝の映像もしかり。
惑星ホスでの戦闘シーンから始まり、物語はルークとハンソロ、レイア姫の2つが同時進行していくうちに、最後一緒になるという形式。
デス・スターを破壊されても帝国の力は衰えることを知らず『帝国の逆襲』というタイトルが示す通り、ルーク側が窮地に陥る内容です。
ダース・ベイダーがルークに衝撃の真実を告げるシーンが有名。
あまりにも有名なもんだから、今じゃそんなに衝撃でもないんですけどね。
ストーリが壮大に展開していく点、ヨーダの登場、重大なあの秘密が暴露される、バラバラになって終わるなど、さらに次回作を期待させつつ、本作品自体に見せ場もあるので、満足。
『エピソード4』よりも場面の移り変わりが多く、先の読めない展開をワクワクしながら観ることができました。
全体的に音楽が効果的に使われていて、サブタイトルが『帝国の逆襲』というだけあって、ダース・ベイダーのテーマ曲がよく効いている作品だなと思います。
「デン、デン、デン、デーデデーン、デーデデーン」と書いてしまうとどうにもなりませんが、この音楽が鳴ったときに、「スーハー、スーハー」言いながらベーダー卿が出てくると、それだけで気持ちが高まってしまいます。
ただ、現代の映画と比べたら、剣術での戦いなど相当ヘボいけど仕方ありませんね…。
今回は前作のようなスケール感はやや控えめで、そのかわり各キャラクターとその関係性に深みが増し、物語に厚みが出てきたところが見どころだった。
話として繋ぎのため、これからというところで終わりますが、内容が凝縮されてとても面白い映画でした。
ちなみに、冒頭でルークが大型動物に襲われるが、マークハミルが事故ってできた怪我をごまかすためだったらしい。