このレビューはネタバレを含みます
作ってもらった味噌煮込みうどんで気分が悪くなったり、残金327円で家まで歩いて帰ろうとしたことだったり、そんなのを相手にひた隠しにするのってきっと「好き」なんだと思う。
相手のことなんでもやってあげたくて、そのためなら自分のことをいくら犠牲にしても良いと思えるって、「好き」だし「恋」だし「執着」であって「愛」ではない。
だけど、「好き」と「愛」のどちらが偉いなんて誰が決めたんだろう。
愛がなんだ。時に好きが愛に勝ることがあったっていいだろう。
そんなこと考えてしまううちはきっと、第三者から見ればただの恋に溺れただけの愚かな人間なんだろうか。