パク・ジョンミンとキム・ゴウン、さすがに上手。
パク・ジョンミンはラップを猛練習し、ライムも自分で手がけたとか。声もいいし、そのままshow me the moneyに出られそう。
キム・ゴウンも、文才はあっても恋には少し不器用な普通の女性というのが絶妙にそれらしく、こういう「普通」の人をなんということなくできるのがすごい。
ただ映画は、韓国映画やドラマによくある、家族万歳、地元万歳で50年くらい前だったらほのぼのしてよいテーマと思えたかもしれないというもの。
この強い血縁や地縁の意識にしばられて身動きできなくなった人やそれにすらはじかれて孤独に生きる人の問題の方が切実ではないだろうか。
若者の焦燥感を、血縁や地縁で解決しようとするのが非常に安易だし、古いと思う。
俳優陣が達者なだけに残念。
特に主演ふたりはもっと見たいと思わせる力が十分ある。