Same

ドール・フェイスのSameのレビュー・感想・評価

ドール・フェイス(2014年製作の映画)
2.3
ポップ!ポップ!ポップ!イェイ!
しか記憶に残らなそう笑

湖畔に潜伏する悲しい過去を背負った殺人鬼のお話。13日の金曜日からの流れをくむもはや伝統芸ですよね。

【あらすじ】
今回の殺人鬼の名前はクリノリン・ヘッド。過保護で厳格な母親に支配されて生きてきたドーチェスター少年。その母親は人形を偏愛していた。ある日突然母親が死去。ドーチェスターはそばを離れることなく死んだ母親を食べ生きながらえていた。
その後ドーチェスターは殺人鬼と化し、クリノリン・ヘッドと呼ばれ恐れられるようになる。
そのクリノリン・ヘッド伝説を授業のレポートに使おうとした大学生一行がやられるといういつもの流れ。

設定とルックスにかなりツッコミどころがあるんだけど、クリノリンって1800年代に流行ったスカートを大きく見せるための骨組みのことなんだけど、人形のお面被ってるこいつがなんでクリノリン・ヘッドっていうの?
あとクリノリン・ヘッドが被ってる人形の顔って自家製?笑
こんなでかい人形の顔無いでしょ。お面の造形のクオリティ低いし、やっぱ自家製なのか!
あの少年があんなぽっちゃりした髭面のおっさんになったの?
母親の遺体を食べてでもその場を動かなかった少年が、成長してジャンクフードやビールでだらしなく太った体型になるとは思えない。ジェイソンの筋肉質な固太りくらいなら説得力あるんだけどなあ。クリノリン・ヘッドはただの肥満だから、すごいカッコ悪い。

母親に人形のように扱われてたことから、自身を人形にしてしまった所までは良いと思うんだけどな。
でも殺し方にこだわり持って欲しかったかなあ。

思ってたよりもクオリティが低くて、特に見せ場であるショックシーンの出来が良くない。そんなクオリティなのにタンポンとかちょっときついギャグぶち込むのはやめてほしい笑
まあ、おしっこのポップ!からのあれと、福人形を叩くあの凝った殺し方は悪くなかったかな。ドールフェイスとしての哲学は感じなかったけど、福人形のところを見る限りユーモアのセンスはあるっぽい。

ストーリーにほとんど絡まない、おそらく本職のドラァグクイーン2人が良かったな。

とりあえず湖畔で若い男女をぶっ殺す、おきまりだけ守った薄い映画でしたー
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