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マーダー・ミステリーのmasatのレビュー・感想・評価

マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)
2.2
なんだ“マーダーミステリー”なのかよ!
ここまでドストレートな“ナイル殺人事件”だと思わなかった。男女の差を解き明かすラブコメ、それの比喩として、粋なタイトルを付けた作品なのかと勝手に思ってました。

遅ればせな新婚旅行に行ったら、さあ大変な中年夫婦。警官と美容師、と言う設定がそこそこチャーミング。
とは言え、まあ、他愛もない殺人ミステリーが展開されるので、新鮮なことは何も起きないし、意外な展開はなんもないのだが、97分と言う最近珍しい踏ん切りのイイ短さに大分助けられ、退屈一歩手前で完走できる。

しかし、アダム・サンドラーとブラピの元ヨメは、ダブルで日本人受けしないタイプだなあ。なんでアメリカで受けてんのか?
あ、そうだ。ただ、驚いたのは、テレンス・スタンプが冒頭を飾っていたこと。やはり名優は、アガサ・クリスティ擬のシチュエーションには、なくてはならない。その重さを発し、ゴージャス感だけ振り撒いて退場。また、なんとその横に、忽那汐里が!名優とワンフレームに入れる光栄な役どころで、単なるオリエンタルお飾りではなかった。

で、next、“オリエント急行”と。
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