見たかったものが全部詰め込まれた感じ。スピルバーグ監督の自伝的作品『フェイブルマンズ』では高校生活や家庭の話が物語として描かれてましたが、こっちの方はおびただしい量の映画関係者によるインタビューや撮影風景によって構成されたドキュメンタリー。さすがHBOだ。
スピルバーグが手がけた作品が年代別に紹介されていて、彼の輝かしい足跡を追っている感じで集中が途切れることありませんでした。
カットされて観ることできないインタビュイーがまたすごい…→カレン・アレン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ
それ以外に思ったことをつらつらと。↓
☆ 娯楽志向性の高い作品から、シリアスな社会問題系に手掛け始める時の気持ちの変遷が興味深いです。
☆ 映画作りにどれだけ多くの人が関わっているかが改めてわかりました。
☆ 『E.T.』の撮影風景が興味深かったです。スピルバーグの語りかけに全集中しているドリュー・バリモアが可愛らしい。
☆ 『ジュラシック・パーク』と『シンドラー・リスト』は同じ年（1993）に公開されたのですね。仕事の処理スピードが半端ないです。
☆ 撮影現場で想定外の問題が発生したときの解決能力に感心してしまいます。
☆ 父親との確執が映画にも投影されてたのですね。それさえも作品に深みを与えている…。
