映画 としまえんの椎名一霤のネタバレレビュー・内容・結末

構成が雑。怖いけど怖さの経緯がヌルすぎる。ユカの闇も病みもヌルいし、エンドロール後の付け足しも「そうじゃねぇだろ」となった。個人的な考えとしてホラーとは何よりも経緯の時間の凝縮が重要であると考えていて、たとえばユカがテーブルに残した傷の言葉が幾年をかけて書かれ続けたのかをタイムラプス的でも一瞬入れられていたらそれだけで評価はグッと上がったと思う。曖昧にするべきところと明示的に表現するべきところがチグハグで勿体無いと感じた。でももし自分が作るもしたらこうなっちゃうだろうなとも思う。わかる人がわかればいいんだ、というプライドに親近感を覚えてしまうから。