Xavier

マガディーラ 勇者転生のXavierのレビュー・感想・評価

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)
3.7
400年の時を越えて甦る、運命の恋…
1609年、ウダイガル王国・国王の娘ミトラ姫と愛し合っていた近衛軍の伝説的な戦士バイラヴァは、王国とミトラ姫を手中に収めようとする軍司令官ラナデーヴの陰謀によって、無念の死を遂げる。
それから400年後のインド・ハイデラバード。バイクレーサーのハルシャは町で偶然、ある女性の手に触れた瞬間、雷に打たれたように衝撃が走る。
その女性はミトラ姫の生まれ変わりのインドゥという女性であった。何故かインドゥが気になるハルシャは、彼女に猛烈なアプローチをし、距離を縮めていくが
2人の仲を引き裂いたラナデーヴが、インドゥの従兄弟ラグヴィールとして転生していた…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
「RRR」や「パーフバリ」が日本でも、大ヒットしたS・Sラージャマウリ監督の作品。
「バーフバリ」の原点になった作品でジャケ写もそんな感じだし、"面白いんだろうなぁ"と思いつつ観賞。

作品のファーストシーン。
これ「バーフバリ」じゃん!
えっ、これからどんな展開?
とワクワクしていたら、シーンは代わり現代のインドに。
うん?もしかして、現代のお話し?
そう、現代のお話でした。
そして、この現代のパートが恐ろしくつまらないんだなぁ。
ハルシャとインドゥ、いかにもバカップルな2人の恋模様が繰り広げられ、
"あぁ、失敗した!"って思い始めた、その直後、400年前の因縁の相手ラナデーヴの生まれ代わりラグヴィールが登場すると俄然面白くなっていったなぁ。

そして、このラグヴィールって奴が最悪なんだよな。自分が手に入れたいものはどんな手を使ってでも手に入れる奴で。
まあ、敵役としてはピッタリ。

中盤から後半にかけては400年前の因縁が描かれたんだけど、まさに「バーフバリ」の世界…面白かったなぁ…

と盛り上がるシーンの多い作品だったんだけど、ストーリーの方がねぇ…
前半は書いた通り面白くなかったし、ラストの展開も…

ホントそこだけが残念な作品でした。
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