ちゃあさん

夢の涯てまでものちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

夢の涯てまでも(1991年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

6時間バージョンは見てないが、昔のバージョンの感想です。

かつて、淀川長治氏がおっしゃってました。
「映画をバカにしてる」

しかし、なぜか私はこの作品が大好き。
当時、ウィリアム・ハートにハマってたのもあるし、もちろんヴェンダースも好きで。
ヒロインのドマルタンという響きにもグッときたもんです。
とにかくカッコいいんです!
いわゆる好み100%! 

とにかく映像が美しー!
レトロフューチャーって言うんですか?あの未来感もGOOD!
ロードムービー+SFという発想も当時としては斬新。
最後には人間の業みたいのも感じる。

ドリームジャンキーを癒すのが文字の物語というのもなるほどなーと思うし、ご都合主義と言われるロードムービーパートも退屈しない。
ウィリアム・ハートの決してヒーローではなく、弱くて卑しい一人の人間がハマり役。
サム・ニールのピエロぶりや、クレアがなぜか宇宙飛行士になったり、エンドロールのU2まで、全てが最高!
好みでしかないけど!