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ある画家の数奇な運命の440のレビュー・感想・評価

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)
5.0

人の持つ能力はみんな平等
頭蓋骨

開明獣さんにお勧めして頂きました今作を鑑賞。
この作品と「ピースメーカー」がどうしても観たくてとうとうU-NEXTに手を出してしまいました。
U-NEXTは久々に観たいなと思わせる懐かしい作品が多くて困っちゃいますね。
感想書くのも楽しみになっちゃいます。

作品の話に戻しますね。
少年期、東ドイツの美大時代、西ドイツ逃亡後の3部構成。

壮絶だった。
3時間9分手に汗握った。
もう想いが溢れて、何から話せば良いのか分からない。
後半40分くらいは緊張しすぎて気苦しかった。
ほんと語彙力なくなるくらい他人事に思えなかった。
描写的にキツイ訳じゃないのにエンドロールまでずっと緊張してたなぁ。

戦中戦後ドイツの不条理さを味わう少年期。
衝撃的な別れから始まり、自分を騙している事への葛藤と素敵な出会いがある青年期。

後半お義父さんが学校に来て描いた絵画を見た時の表情が忘れられない。
まさに数奇な運命。
その作品に辿り着いたきっかけになる先生とのやり取りエピソードはマジ震えた。
その後の作品が出来上がっていく過程を見ている時が1番手に汗握ったね。

最後の締め方は「善き人のためのソナタ」同様これ以上の結末ないんじゃないか?と思うくらい完璧。
ほんとブラボーでした。

こちらも満点の完成度だったけど、この間鑑賞した「善き人のためのソナタ」が更に好きになったので5点に修正しちゃいました。

ツーリストも観るかなw
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