いずぼぺ

サンストローク ロマノフ王朝の滅亡/サンストローク 十月革命の記憶のいずぼぺのレビュー・感想・評価

3.1
どなたかのレビューに3時間ものをだいぶ剥ったバージョンとありました。だからかー流れが悪いのは。

「どこでこうなったのか…」白軍将校が呟く。時はロシア革命の真っ只中。

「こうなる前」の美しく儚い想い出と革命の真っ只中が繰り返し描かれる。
美しかった時代のロシア軍将校の真っ白な軍服が眩しい。フワフワと風にたなびくストール。一夜の恋。革命前夜のロマノフ王朝最後の輝き。
その輝きの影でストライキや農奴一揆が起こり2月革命、10月革命へとつながっていく。革命政府がロシアを掌握し、旧体制のものを悉く排除していく。
最後のバージ船…。懐中時計…。
時代の大きなうねりの中ではイデオロギーや旧体制へのアンチでもみくちゃにされちゃって解ったふうな言葉も出るだろう。でも、一将校、一兵卒、一市民にとっては…。「どうしてこうなったのか…」だわね。
ロシア革命が不勉強なため作品自体はあまり楽しめなかった。でも、おかげでちょっとウィキってみようという気になりました。ハラショー!
171-100