アキヒロ

グリーンブックのアキヒロのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.6
すごく面白かった。

白人で無教養なトニーが
黒人で教養豊かなドクターの
運転手(小間使い)として働き始めるという設定がいい。

黒人が使ったコップをゴミ箱に捨てていたトニーは、
ドクターと出会うことで変わっていく。
またドクターの方も、軽蔑していたポップスを聴くようになったり、食べなかったフライドチキンも食べるようになったり、お互いがお互いに影響を受けて変化していく様子が詳細に描かれている。

トニーが窓からドリンクのコップ捨てた時、
「ほっときゃリスが食う」でワロタww
食うか!!笑

警官を買収したことをドクターに責められたトニーは、心の中で恥じていたんでしょうね。
最後、レストランのウェイターに
「俺を買収するのか?」
と自然に口をついて出ていたシーンはジンと来ました。
2回目に登場した警官は、親切にも車のパンクを指摘して去っていきました。
アメリカにも「一片の光はある」ということでしょうか。

最後、トニーの妻がドクターに「手紙をありがとう」と囁きます。
妻はこんな高尚な文章を夫が書けるはずないと分かっていたんですね。
アキヒロ

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