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ウーマンウーマンウーマンのeyeのレビュー・感想・評価

ウーマンウーマンウーマン(2018年製作の映画)
3.8
"ウーマンウーマンウーマン" (2018)

これぞコメディ映画!

って感じ全開

爽快感にあふれた映画だった

ストーリーは2部構成

元々短編で『女のはなし』を作り
あとから『男のはなし』を加えた形

とのこと

女と男のそれぞれの話なのにタイトルは…




"ウーマンウーマンウーマン"

これは "完全に語呂合わせ" と語っていて

意味ないのかい!

っと、むしろ潔さすら感じさせる

1.『女のはなし』
→冒険家を目指す女子大生と女性冒険家の攻守
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会話の掛け合いのテンポが物凄く良い

その反面

個人的にはそんなに笑うポイントがなかった

ボンゴの音
リヤカーを引く静止画の写真
会話のリズム
顔面のアップ

そして

表情の作り方
掛け合いのタイミング

それぞれがバチッとハマってる

缶詰を食べてるときに豹に襲われそうな時
どう対処するか

その対処法が絶妙だった

「はい!死んだー!はい!おつかれー!×3」
のセリフがなぜか妙に頭に残る

2人のどちらかが正義というわけではなく
互いの主張・意見を前面に押し出す

いわゆる"漫才"

正義が前面に出ると人の意見を潰しにかかる人
(世の中には確かにいる・・・)

ユニークだったのがGoogleで

"砂漠ぽい場所 日本"

で検索した結果

"千葉にそれっぽい場所が見つかった"

ってことで冒険家の写真ロケに選んだ
というエピソードがとても良かった

おんどれ〜
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2.『男のはなし』
→伊香保温泉旅行での本音と眠気
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これは本当に最高だった

徐々に眠気のレベルが上がっていくにつれて
笑いのレベルも上がっていく形が最高

"きみの鳥は歌える"(2018)

上記作品に大変感動した結果
『男のはなし』になったとのこと

エッセンスはどの辺に入ってるのやら、、

"ラーメンだけ"とか "一杯だけ"とか
そこに潜む男の哀愁を描くこと

むしろ『男のはなし』はそれしかなかったと
近藤監督より チカラ強く語られてた

小村旅館の掛け合いネタは
間合いといい タイミングといい
ハマりすぎてて笑った

もはや M-1グランプリの決勝レベルだった
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実際の仲間同士だから出せる空気感
確かな演技力がとても良かった

中でも特に 三河悠冴 氏の演技力が凄かった

いやはや この映画を見たら
一発でファンになるクセのある演技

近藤監督の笑い方や仕草を
完コピしたという演技に脱帽

この映画がDVDやBlu-rayにもならず
また日の目をみない状態になるのか、、
と考えると寂しく感じてしまう

いつかもう一回観たい作品

再上映希望
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