米軍（アメリカ）が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯のたな会No02のレビュー・感想・評価

内容はあまり前作と変わりません。前作は主に戦後から那覇市長になるあたりを描いていますが、そこをやや端折ってそれ以降の、返還にいたるまでそして佐藤栄作との対峙までを描きます。現在の沖縄を考える上で原点的な映画だと思いました。前作のレビューにも書きましたが、アメリカはカメジロー排除のために民主的方法を捨てて圧力をかけるのですが、それがかえって沖縄に力を与えてしまいます。民主主義が根付いていくんですね。民衆の声です。泣いてしまいそうでした。イデオロギーよりアイデンティティでした。