ぽてと

ベル・カント とらわれのアリアのぽてとのレビュー・感想・評価

3.5
1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得たアン・パチェットの小説を映画化。

実業家ホソカワの会社の工場誘致のためのパーティーが催されていた南米某国の副大統領邸にテロリストが乱入し占拠する。
テロリストと政府の交渉が平行線をたどる中、徐々に人質とテロリストの間に奇妙な信頼関係のようなものが芽生え始めて...。



ホテル・ムンバイの後に観たからちょっと比較してしまったけど、
テロリストと一括りにしても全然違うんだなぁと。
テロリストのリーダーの言葉に少し同情というかはっとさせられてしまって、やってしまったことは悪いことなんだけど、そうかぁ〜とも思ってしまったりしてしまった。
人質はいわゆるストックホルム症候群のような状態なんだろうけど、観てるこっちもその状態になってしまったのかもしれない←
悪い人達じゃないのがわかってしまって、彼らにも理由があったとかなると憎みきれなくなるよなぁ。

この作品観てたら富裕層とか貧困層とか色々あるけど、もっとそういうの関係なく色んな人たちが交流を持つのって大事なのかなって思った。
普段は関わらない人達がこんな状況だけども交わって、お互いのいいところを知ったりして信頼関係が出来ていくのを見て、生まれとか育ちで差別したりしないで個々を見つめるの重要だよなってちょっと感じた。難しいことだろうけど。


気になった点がひとつ
ジュリアン・ムーアがオペラ歌うとこが違和感だったな。
もちろん歌ってないから難しいんだろうし、それを口だけでやれ!って言うのは無茶振りってもんだと思うんですよ。
だからもうちょい口元わからないようにするとか撮影方法考えて欲しかったかもしれない。

後は加瀬さんが英語もスペイン語もペラペラで有能すぎる上に、脱いだときの鎖骨のライン綺麗すぎて、こりゃモテるわ、、、って思いました(どうでもいい)
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