チソンとチョスンウ目当てで見たら、ユジェミョンやキムソンギュンというわたしの大好きなおじさん俳優も出てるという豪華さ！
特にユジェミョン最高！
梨泰院クラスの威厳のある長家の会長みたいな役から、悪人伝みたいなチンピラやら、いろいろ演じてますけど、今回は主人公の風水師の親友で、コミカルな役どころ。
この人、やっぱり何やらせても上手いし存在感が大きいです。
物語は、李氏朝鮮時代の実在の人物や実際にあった出来事をもとにしているとのこと。
王家が代々栄える土地を風水によって選び、そこに墓を建てることがこれほど重視されてたんだと驚きます。
わたしなんかは、占いの類は信じてないので、なんでこんなことに躍起になって、それでたくさんの犠牲者が出たり、王家が翻弄されたりして、国や時代が左右されるのかと冷めた目で見てしまいます。
主人公の風水師は、地相の良い家を宣伝し金持ちに高額で売りつけ、一方で貧しい人々には無料で風水のアドバイスをして、街を活気づかせるという風水業をしていましたが、この風水が王の後継者争いに利用されていきます。
国のあり方よりも一族の繁栄の事しか頭になく、とにかく強欲で醜悪な連中と、純粋に国の繁栄と安寧を望む風水師とが対照的に描かれ、どんなものでも使い方次第だなと思いました。
王家と重臣との対決だったのが、後半はまた違う対決も生まれ、そして最後の風水の使い方は悲哀もあり、日本人としては心が痛くなったりもして、展開が予想外でおもしろかったです。
チョスンウは、子どもの頃の脳手術の後遺症によって終始無感情だった「秘密の森」でしか見てないので、この人が笑ってるだけで、笑った♡って嬉しくなりますし、やっぱりチソンはかっこええし、ユジェミョンほのぼのだし、キャストが良くて楽しめました。
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