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虐待の証明/ミス・ペクのGararararaのネタバレレビュー・内容・結末

虐待の証明/ミス・ペク(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

テーマは苦しい内容だけど、2人が歩み出せそうな終わりで良かった

子供に虐待しないために娘を手放す母と、男が立ち直ると思い男の娘を殺そうとし「子供は私が産めばいい」と言う彼女

虐待を止められない親
意図して虐待をする女
虐待される子供
世界中に普通に起こっているのが悲しい

DV(まわりも見ぬふり)の国
韓国名物、事なかれ無能警察

DVを受けた子供を保護しても誘拐(世界共通?)

泣き声は聞こえなくても、怒鳴り声は聞こえるよね?

チュ・ミギョン役クォン・ソヒョンが韓国人らしい狂気を熱演

韓国で実際に起きた児童虐待事件を基に


チョン・ミョンソク…孤独死、死後1ヶ月以上
殺人未遂、懲役6年。2007年末に出所、
ペク・サンアのために加害者の男を轢き殺そうと
夫に死なれうつ病に、酔うと娘に暴力

ジャンソプ…刑事、ミク・スペと同棲?

ミク・スペ…ペク・サンア
性的暴行の被害者、正当防衛、両親がいない施設出身者、母親に酔ってDV、捨てられた、
加害者…父親がソチャン建設の大株主、義兄は判事、
「結婚しよう」「女房とか母親とか無理なの。あと2回で470回目よ」
「私といたら人生を棒に振る。私と結婚だなんて…。今からでもいい女を探して」
「その目、息が詰まるの。私を哀れんでるような顔をもう見てたくないの。あの女を捜すなと言ったのに何を期待してるのよ」

路上にうずくまってる女の子
「ミク・スペ、そう呼んで。何やってんだか」「私はキム・ジウン。9歳」
父親キム・イルゴン、アルコール依存症、20歳の時の子供、父親と同居の女チョ・ミギョンがDV

転居届“ペク・サンア”

“派出所”「あそこに行ったら、家に戻されるの」
→警察から注意、更なるDV

「ママはどこにいるの?」「“天国”。パパとわたしがいなければ“天国”って言ってた」「ミク・スペのママは?」「地獄」
母の幻影「私から逃げて。遠くへ」

ミギョンはポメラニアンを大切にしてる
「犬も育てたことないでしょ。そんなに気になるなら1億ウォンで譲ってあげる」

手足を縛ってベランダに放置
「飲むな。生き延びちまうだろ」

窓から脱出→途中で落ち
救急医療センター
“保護者”ペク・サンア
“関係”
ジウン「行こう」

風呂場で服を脱ぎ「見て。あんたと同じ」
近づき触れるジウン
「私には教養がなくて何も教えられない。何もないから渡す物もないわ。でも代わりにそばにいてあげる。守ってあげるわ」抱きつき「私も守ってあげる」

「どうしたいんだ?育てたいのか?」「8年前、家の前のポストに通帳と印鑑が入ってたの。恥ずかしかったわ。あの女が立ち寄った玄関はせまくて汚かった。置いていった通帳が、入ってたポストはさびてた。恥ずかしかった。だから…」「お前を生かすためにお母さんは手放したんだ」酔いつぶれて気がつく母親。血だらけで倒れてるサンアが目に入る「あの時の出来事を一生忘れられないと言ってたそうだ。亡くなる寸前までその姿を胸に秘めてた」
サンアを抱き起こす母親。抱えて病院に(「助けてください。お願いです。助けてください」泣きながら自分の手の血を見る。警察へ行き「逮捕してください、逮捕して。連れていって。あの子から引き離すために逮捕してください。お願いだから私を連れていってください。あの子のそばに置かないで」)
サンアと手を繋ぎ“迷子センター”、メリーゴーランドの前でサンアに自分のスカーフを巻き、見つめた後「私から逃げて。遠くへ」2人で記念写真

「お母さん。私のような人間が母親になりたいと思ってもいいのかな」

車中泊のイルゴンとミギョン
“児童虐待 懲役”の検索、からのゲーム
「イルゴン、私ね、あの子が死ねばいいと思った。そしたらあなたが少しはまともになるかと。子供は私が産めばいい。刑務所に行きたくなきゃ言うことを聞くのよ。相談所の人が来る前に先手を打たなきゃ」

警察で
「あの時の女ですが前科があるんでしたよね。同居してる彼女は地方に行ってるんです。心配すると思っていればまだ伝えてないんですが、娘がいなくなりました」
店の防犯カメラ
(「あの女は前科者よ。証拠が出たら通報するのよ、誘拐されたと」)

「2階の子がいなくなったのよ」「昨日ぶらさがってた子のことかな」→車の車載カメラ

「あの子がいなくなれば証拠もなくなるわね」
ニュース“継母に殺人罪は適用されず”
「なんて国よ。あきれるわ」
「本人は望まなくても誰かが死ぬまで終わらないのが家族の絆よ」
「あなたに罪はないわ。この子と家族じゃないこと以外はね」

「教えてくれよ。お前の子供なんだろ。自分の子を本気で殺そうとしたのか?どうなんだ」「死んでないだろ」
「俺も虐待されてたけど生きてる。助けてくれなかったくせに俺を責めるな」
「でもな、こんな父親の子なら大した人生は送れない」

ミギョンがジウン殺害寸前(ためらいあり)で間一髪サンア

「ミス・スペ…」「キム・ジウン。そこから1歩でも動けば、もう会わない」

「あの子をどうする気だったの?本気で殺す気だった?」「あの子が欲しいのね。始めは死ねと思ったけど今は違うわよ。殴っているうちに手放せなくなった。一緒に暮らす気かもしれないけど、絶対に手放さない。一生そばにいてやる。見てな」
止め(ダメ押し)をさす寸前でジャンソプが追いつき止める
「ジウンの前で手錠を?」「ごめん」「数日だけでも母親のように接してやれ。早く行け。急ぐんだ」

「こんな私でも、一緒に来る?」「一緒に行く」

“チュ容疑者に懲役15年、実父には懲役10年を宣告”

学校の前でしゃがんでタバコを吸うサンア
見つめ合いジウンに微笑むサンアでend

20231213-14 1134
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