ヨダセアSeaYoda

運び屋のヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.3
"I think you're just a late bloomer."

"You were the love of my life, and the pain of my life. I need you to know, it's all the world to me that you're here."

【STORY】
 運転経験豊富で花を愛する軽口老人アールだが、仕事一筋の性格は家族を遠ざけていた。
 ある時金が必要になっあ彼が引き受けた運転業務は、蓋を開けてみるとドラッグの運び屋だった…


【一言まとめ】
●貫禄の演技が綴る、贖罪の意志と人生
●軽口がシリアス感をうまく緩和する
●時間を大切に。悔いのないように。


【感想】
《今夜のzoom会に向け、イーストウッド出演の名作を復習》

 何を運んでいるか気づいても、彼は続ける。イーストウッド貫禄の演技が綴るのは、老いた男の贖罪の意志と、愛情、人生。

 "Mule" という単語を調べると、「運び屋」という意味のスラング以外に「強情な人、いじっぱり」という意味もあるそうです。
 仕事一筋だった老人の生き様にも上手いことかかったタイトルなんですね。

 シリアスになり過ぎそうな空気を、終始アール(イーストウッド)の軽口が和らげていて、誰にでも観やすいドラマになっています❗️


 常に、今何を大切に考えて時間を使うかを意識して生きようと思わせられますね。
 ひどかった夫・父親に「そばにいるのにお金なんて必要ない」「遅咲きだっただけよ」と声をかけられる家族にも感動。

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観た回数:2回
直近の鑑賞:映画館(19.03.12)
     Netflix(20.09.22)
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