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運び屋のmayuchiのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.9
【2019年25作目】

イーストウッドがメガホンを取り、自ら主演を果たした作品。

いわゆる「外面」の良い男が本作の主人公だ。
夫婦は破綻、娘にも疎ましく思われている。
唯一、孫娘だけはまだ少し味方でいてくれる。
しかし友人達からは評価も高く、頼られる存在。
そんな男が金の為に、麻薬の密輸に手を染めてしまう。

世渡り上手で、年の功なのか、チンピラ達は子供扱い。
しかし所謂人たらしの要素がある彼は、チンピラ達とも仲良くなっていく。
それは組織のボスでも例外ではなかった。

えらく気に入られた彼は、どんどん大きな仕事を任される事に。

ある日、ダイナーで出会った刑事ともたわいの無い話しからしばらく雑談を。
刑事もしばし職を忘れて楽しく話せた。

いやもう、ほんと上手いよね〜!
イーストウッドの監督としての手腕はバリバリだわ、役者としての見せ方も唸る程。
この年齢にして、一切妥協しない姿勢が見てとれる。

本作を観ていると、やはり役者としてまだまだ観たいと思わせる。
近年、監督業の方に重きを置いているのか、役者として観れる作品は久しぶりだった為、更にこう思った。

そして何より、イーストウッドの枯れなささ!
いや勿論、歳は取ったよ。
おじいちゃんだなと思うよ。
けど未だに色気はあるし、感覚が若い。
まだまだこのまま頑張って作品を出してほしいね。
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